網羅性は、Googleが記事を高く評価する基準の1つです。

そのため、共起語を上位記事と同じくらい使えば、検索上位に上がるのでは?という考えが広がりました。

たしかに、Googleが賢くなかった5年前くらいまでは、効果を期待できました。しかし最近では、ハッキリとした効果は無くなってきています。

さらに今後は、デメリットの方が多くなる可能性があることから共起語対策はやらない方がいいと言えます。

2.共起語対策をおすすめできない3つの理由

共起語対策をおすすめできないのは、とくに以下3つの理由からです。

  • 検索順位が下がることがある
  • アルゴリズムの変化に弱い
  • あなたのマーケティング力が鈍る

それぞれ、順番に見ていきましょう。

2-1.検索順位が下がることがある

まず、共起語を無理に詰め込むと、検索順位が下がる可能性があります。

やたらめったら共起語を入れると、記事が読みにくくなったり、テーマがボヤけてしまったり、ユーザーに不親切な記事になります。

そもそも、Googleが上位表示させたいのは、最後まで読まれる質の高い記事なので、ただ情報が多いだけの説明書のような記事は上位表示されません

2-2.アルゴリズムの変化に弱い

たとえ短期的に効果が出たとしても、Googleのアルゴリズムがアップデートされた途端、対策は水の泡となります。

Googleのアルゴリズムは、アップデートのたびにユーザーにとって良い記事を上位表示するようになってきています。

ユーザーにとって良い記事とは読みやすく、わかりやすく、信頼できる記事のこと。

共起語を足してもユーザーにとっていい記事になるわけではありません。

そのため、長期的に考えると共起語は全く役に立たないものになるはずです。

2-3.あなたのマーケティング力が鈍る

最後に一番大きなデメリットとして、あなた自身のマーケティング力が鈍る可能性があります。

本当に質の高い記事とは、検索した読者の悩みが解決できる記事です。

そのためには、とにかく読者が知りたいことを考えぬくのが重要

しかし、安易に共起語ツールに頼り、必要な語句を入れるだけの作業を覚えると考えることがなくなります。

その結果、マーケティング力が衰え、アルゴリズムが変動した瞬間に、ついていけない状態になる可能性があります。

2-4.結論!共起語対策は不要

共起語対策は、長期的に見てメリットが特にありません。

実際、SEOのコンサルに強い「Ferret」も共起語が効果的だとは、認めていません

そのことからも、共起語対策がどれほど無意味かわかると思います。

なので、検索上位に表示させたい人は、「検索した読者は何を知りたいのか?」を考えながら記事を書くことをおすすめします。

ただし、共起語を調べることが全て悪い訳ではありません。最後に、有益な共起語の使い方について解説します。

この使い方であれば、記事の質が下がったり、アルゴリズムの変動に弱くなることはありません。

3.有益な共起語ツールの使い方

共起語からユーザーニーズを読み取るのが大切

共起語を無理に詰め込むのはおすすめできませんが、使い方によってはメリットがあります。

なぜなら、共起語を調べることによって、ユーザーが知りたい情報をなんとなく想像できるからです。

例えば、「香川 美味しい うどん」で上位に表示されている記事の共起語を調べると、次のような結果になります。

讃岐うどんやぶっかけうどんの単語を含んでいる記事が上位にきている。

この情報を元に考えると、ユーザーは「"讃岐うどん"や"ぶっかけうどん"の美味しいお店を探していそう」だと想像できます。

上位記事はユーザーの知りたいことを満たしていることが多いので、その記事に含まれている共起語を調べると、ユーザーのニーズを推測することができます。

3-1.共起語検索におすすめの無料ツールはコレ!

共起語の対策するときに、おすすめなのは「共起語分析ツール」です。

このツールは、上位サイトで使われている共起語を表示します。さらに、上位サイトと自分のサイトで使っている共起語を比較できます。

登録不要で、利用回数に制限もなし。無料の共起語検索ツールなら、共起語分析ツールがもっとも使いやすいです。

3-1.共起語対策をするときの注意点

最後に、共起語を使って記事を書くときに、注意すべきことをお伝えします。

共起語を参考に記事を書くときは、絶対に次の2つを守るようにしてください。

  • 無理に詰め込まない
  • 読みやすさを優先する

無理に詰め込むと読みづらくなったり、テーマがぼやけて内容が散漫になる可能性があります。

そもそも、読者が知りたいことをしっかりと考えて記事を書けば自然と入るものなので、無理に詰め込む必要はありません。

共起語ツールだけに頼ると、記事のレベルが下がるだけでなく、あなたの考える力やマーケット感覚まで奪ってしまいます。 

なので、くれぐれも頼り過ぎには注意しましょう。

まとめ

共起語とは、キーワードと一緒に良く使われる単語です。

記事に共起語を盛り込めば、検索順位が上がるとも言われていますが、年々効果は無くなっていくはずです。

長期的に検索上位をキープする記事を書くためには、共起語に頼るよりも読者と向き合って記事を書くことが何よりも大切です。