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【後悔しないために!】フリーランスが独立までにすべき準備と、退職前にやるべきことを優先度順に解説します


この記事では、この記事ではフリーランスになってから本当に必要だと思ったことに絞って、お伝えしようと思います。

僕自身、5年前にフリーランスになったのですが、調べても調べても、抽象的なことしか書かれていなくて、困ったのを覚えています。

なので、ここではフリーランスとして独立する前にやっておくべきことを優先順位が高い順番に並べました。

とくに優先度1~2は、退職してからではできないこともあるので、止めると決意したらなるべく早く実行するようにしてください。

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優先度1.不動産契約(引っ越すなら退職前必須!)

もし、引越しを予定している人は、退職前に不動産契約を済ませましょう。

不動産契約では、収入状況などに応じて、審査が行われます。退職してから確定申告を済ませるまでの1年間は、社会的信用がほぼゼロになってしまうので、審査が通りにくいと言われています。

僕も収支が安定する3年目くらいまでは、審査が通るか不安でした。

もし審査に通らなかったら物件探しに時間と労力を裂かれることになってしまうので、退職前に必ず契約を済ませるようにしておきましょう。

優先度2.資金難に備える(退職前、必須より推奨)

退職してからでは手続きがしにくいことのもう1つに、クレジットーカードやローンの申請があります。

「借金は怖いから作らない!」という人も多いかと思うのですが、クレジットカード2枚だけでも絶対に作っておいた方が良いです。

実は僕も、借金をしたくないのでなるべく使わないでおこうと思っていました。けれど、個人事業主をしていた先輩から「悪いこと言わんから、絶対にもっとけ!」と何度も何度も言われて、あんまり乗り気ではありませんでしたが結局5枚ほどクレジットカードを作りました。

結果的にそれが功を奏し、最初の1年目は5枚の枠全てを使い切ってギリギリ耐えられたという状況でした。その後も、何度クレジットカードの分割払いやカードローンに助けられたことか…

また、海外発のサービスなどを使おうと思ったときや海外旅行時に、クレジットカードでしか決算ができないことも少なくありません。

なので、借金が怖いという人は、使わなくても良いので、とりあえず持っておくのをお勧めします。

私が事業用に使っているクレジットカード

僕の場合、

の6つを持っています。

上3つは、新卒1年目の僕でも作れたので、作りやすいかと思います。

正直ポイント還元率は大差ないので、カードを選んでいる時間がもったいないので、なんでも良いと思います。なので、迷うくらいなら楽天カードで安定です。(楽天カードは大学生のときに作れました)

ただ、1つだけ注意点ががあってメインのカードは必ずVISAを選びましょう。

JCBやMaster, Amexなどは加盟店がVISAより少ないため、店舗によって使えないことがあります。なので、カードを1~2枚しか作らない場合は、どちらもVISAにしておくのがおすすめです。

もし、3~4枚作る場合は、サブカードはVISA以外で構いません。

私が生活用に使っているカード

僕の場合、生活用には主にプリペイドカードとデビットカードを併用しています。

クレジットカードは、使えば使うほど枠が増えるので、いざという時に役立ちます。

ただ、使用状況がリアルタイムで分かりにくいので、つい使いすぎる危険があるんです。(心理学の実験でも、クレジットカードは現金よりも無駄遣いしがちというデータがありました)

なので、プライベートでは、還元率が高めなプリペイドカードをメインで使用して、そのカードで対応できないときはデビットカードを使っています。

とくに、プリペイドカードのkyashなら毎月の使用量がリアルタイムで見れるので使いすぎを防止できます。

(こちらのサイトから申し込んで、銀行口座の登録を行い、銀行口座から累計5,000円以上の入金を行うと、900ポイントが付与されます。カード発行手数料が実質無料になるので、kyashを申し込む場合はこちらから申し込みましょう。→kyashの申し込みはこちら

スマホ決算アプリもプリペイドカードのようなものですが、通販するときに使えないことも多いので、1枚は用意しておくのがおすすめです。

デビットカードは開設している銀行で作れます。どこでも良いのですが、大手銀行のデビットカードは年間費がかかったりするので、住信SBIか楽天銀行のデビットカードがおすすめです。

なぜ、事業用カードもプリペイドやデビットにしないの?

実は、一時期そうしていた時もありました。

ただ、プリペイドカードやデビットカードは、確定申告のときに、ちょっと手間が増えてしまうんですよね。

クレジットカードであれば、会計ソフトの自動取り込みで使用データをまるっと自動反映してくれます。ただ、kyashや住信ネット銀行のデビットカードは、その読み取りが上手くいきませんでした。

なので、せっかく会計ソフトを使っているのに手入力…かなりしんどかったのを覚えています。

また、クレジットカードなら使えば使うほど社会的信用がたまって、もしもの時に借りれるお金が増えますし、住宅ローンが組みやすくなったりもします。

なので、事業用と生活用の両方をプリペイドやデビットにしても悪くはありませんが、トータルの手間やメリットを考えるとクレジットカードを使い慣れるのがおすすめです。

カードローン(推奨)

こちらも持つだけ持っておくことがおすすめ。

僕の場合、オススメされてたんですが借金が怖くて1枚しか作りませんでした。

結果的になんとかなったんですが、本当に苦しい時期も多かったので、こちらも作れるだけ作っておくのを推奨しておきます。(ただし、本当に困ったとき以外は使わない)

僕の場合は楽天銀行のカードローンを使っています。金利などもそこまで変わらないので、自分が使っている銀行でカードローンを作っておくと良いでしょう。

優先度3.ネット環境を整える

もしお家で仕事をすることになる人は、ネット環境も早めに整えておきましょう。

とくに固定回線は開設までに2~4週間かかってしまうので、早めにやっておかないと作業に支障が出てしまうこともあります。

ネットの安定感で言うと、

①固定回線
②pocket wifi(解約しやすいのがおすすめ)
③スマホのテザリングを使う

といったところ。最近ではポケットwifiよりもテザリングの方が安定していることもありますが、やっぱり固定回線に比べると、どちらも不安定です。

とくに最近は、オンラインの打ち合わせも増えてきているので、お金に余裕がある場合は固定回線がおすすめしておきます。

私が使っている固定回線

僕が使っているのは、SoftBank光。NUROが安いみたいだったのですが、開通まで1ヶ月以上かかるっぽかったのと、回線不安定との口コミを見かけたので、安定感で選びました。

開通までは2週間ほどでできて、速度も良好。とくに困っていないので、基本的にこれでいいんじゃないかと思っています。

どうしても安く抑えたいなら楽天ヒカリ

楽天の光回線は契約から1年間無料。楽天ヒカリを使っている友達に聞いたところ、とくに回線が不安定だったりもしないようです。

自分が使っていないので太鼓判は押せませんが、どうしても安く抑えたい人は、楽天ヒカリでも良いと思います。

私が使っているpocket wifi

オンライン会議の予定はないけれど、カフェなど外で仕事をする可能性が高い人は、固定回線を引かずにポケットWi-Fiにするのもありです。

ただ、「やっぱり固定にしよう」「テザリングだけで十分かも」と変えたくなることがあると思うので、選ぶときは「解約しやすいもの」を選ぶのがおすすめです。

Chat Wifi

僕の場合、固定回線を引くまでの間に使いたかったので、解約手数料がかからない「Chat WiFi」を選びました。

月100GBまで使えるので、滅多なことでは通信制限に引っかかりませんし、電波も安定しています。

メジャーどころのポケットWi-Fiは、2年以内に契約すると違約金が1~2万円ほど発生するので、2年使うかわからない人は、Chat WiFiで良いと思います。

スマホのテザリングを使う

あんまりネットを使う予定がない場合は、固定回線やポケットWi-Fiを使わずにテザリングで済ませることもできると思います。

ただ、そうなると重たいファイルを落としにくかったり、動画を見すぎるとみると速度制限にかかってしまう可能性もあるので、個人的には固定回線がポケットwifiのどちらかは契約しておくのがおすすめです。

ちなみに現在は、楽天モバイル
が1年間利用料0円のキャンペーンをしています。

なので、なるべく通信料を抑えて、最低限のネットだけできれば十分と言う人は、楽天モバイル
に乗り換えたり、スマホを2台持ちにして、片方はテザリング専用で使うのもアリかもしれません。

ちなみに僕は現在、

・固定回線:SoftBank光(使い放題、月約3,000円)
・私生活用スマホ:マイネオ(月500MB、1,500円)
・仕事用スマホ :楽天モバイル
(月5GB、0円)

という状態です。

優先度4.健康保険・年金の手続き(退職後なる早)

ここから先は、必ずしも退職までにやっておく必要はありません。

ただ、早いに越したことはないので、予め準備しておきましょう。

具体的には下記2つの手続きが必要です。

・健康保険
・年金

サラリーマン時代であれば、どちらも会社が行ってくれているので、それを「自分がやります」と市役所に伝える必要があります。

とくに難しいことは何もなく、市役所に行って「フリーランスになったんだけど、何手続きすればいいですか?」と聞けば全部やってくれます。

足を運ぶ際は、忘れずに下記のものを持っていきましょう。

①銀行のキャッシュカード
②ハンコ
③年金手帳
④身分証明書
⑤健康保険証

収支が心配であれば、年金と奨学金の猶予申請を行う

もし、十分な収入がえられるか心配な場合は、早めに年金と奨学金の猶予申請をしておきましょう。

無断で滞納すると、困ったときに必要な援助を受けることができなくなったり、クレジットカードなどの審査が通らなくなったりしてしまいます。

こちらは、電話で「年金(または奨学金)の支払いを待って欲しい」と伝えると書類が送られてくるので、必要事項を記入すればOKです。

優先度5.銀行(2つ以上なければ必須)

こちらは多少遅くなっても大丈夫ですが、早いとその分確定申告が楽になります。

確定申告では、

・生活のための費用
・仕事のための経費や売り上げ

を別々に扱うことになります。

その際、銀行を1つしか持っていないと、売り上げと生活費が混在してしまい、後処理が大変に…

僕も早く分けたらよかったと後になって後悔しました。なので、1つしか銀行を持っていない人は、開設しておくとおすすめです。

とくに、三菱UFJなどの窓口のある銀行の他に、ネットバンクも開設しておくと、振り込みの手数料が安くなったりするので、楽天銀行と住信SBIネット銀行は必ず開設しておきましょう。

楽天銀行(推奨)

楽天銀行は、ランサーズなど一部のクラウドソーシングの報酬をもらうときの手数料が安くなります。

また、預金額に応じて手数料無料で振り込みや引き出しができるので、あって損はありません。

楽天カードを事業用のメインカードで使いたい人は、楽天銀行を事業用口座にしておくと還元率がアップします。

住信SBI銀行(推奨)

住信SBIは楽天銀行に比べて、手数料無料でできることがやや多め。

またキャッシュレス決算サービスへのチャージにも対応していることが多いので、生活費用の口座にも向いています。

1つだけ注意点があって、住信SBIネット銀行のデビットカードは、何に使ったかの明細をみることができません。なので、事業用決算を住信SBIネット銀行のデビットカードでやってしまうと、確定申告のときが大変なので、避けるようにしましょう。

優先度6.確定申告に備えて準備する

それから確定申告に備えて早めにファイルも買っておくのをオススメします。

ぶっちゃけ後からで全然良いのですが、年末を過ぎてからレシートの整理をし始めると、かなり焦ります。

僕の場合、下記のようなジャバラファイルを毎年購入して、月ごとに例シートを突っ込むようにしています。

月ごとにレシートを分けておくだけでも、後がかなり楽になりますよ。

また、開業届・青色承認申請書も提出しておきましょう。

優先度7.その他いつでも良いこと

その他、名刺やポートフォリオなどは追々必要になってくると思いますが、最初はなくても大丈夫です。

とくに、クラウドソーシングで食べていく場合、名刺を使うことは滅多にないので後回しでOK。

その他

・ホームページの作成(経験者ならあったほうが良い)
・ポートフォリオの作成(経験者ならあったほうが良い)

などは後に回したほうが効率的です。

優先度8.やらんで良い(やらん方がいい)こと

最後にやらなくていいことを伝えておくと、「スクールに通うこと」です。

とくに、「最低限できるようになっておいたほうがいいよね?」くらいの感覚でスクールに入るのはオススメしません。

例えば僕がフリーランスになった頃は、「プログラミングの知見が最低限あったほうがいい!」と言われていました。

なので、僕も30万円ほど出して勉強をしたのですが、結果的にいうと全く無駄でした…

もちろん、すでに独学で勉強をされていて、「この仕事があっている!もっと専門性を身につけたい!」という人であれば、スクールで短期学習するのは効果的だと思います。

一方で、「とりあえず、何かスキルが欲しい…」という状態だと、受講してから「やっぱり向いてなかった。。」と思うことも少なくありません。

お金も高いですし、まずは独学や知人に相談しながらやってみる。それで「いける!」と思ったらスクールに通う。それくらいが良いと思います。

お金は予想の倍速で溶けていく

「最後に」に変えて、大事な話を伝えておきます。

今回、紹介した記事の中には、「ローンを用意しておこう」など、普通は推奨されていないことをいくつか紹介しました。

僕もオススメはしません。でも、独立してからってお金が予想していた以上に早くなくなってしまうんですよね。

しかも、資金が尽きてからは、借りるための手段も限られているので、立ち往生できなくなってしまいます。

なので、とにかく「現金は貴重」と思ってください。クレジットカードで払っておけば、どうしてもお金が足りなくなったときに、分割にすることができます。

けれど、現金が尽きてしまうと、家賃が払えなくなったり、支払いが滞ってしまうんです。なので、スクールなどの高額出費はなるべく避けたほうが良いですし、もしもに備えてカードローンを準備しておいたり、不安定なうちは奨学金などの支払いを見送ったほうが良かったりもします。

今回は僕がフリーランスになってから、後悔したことやあって良かったことをベースに、必要な準備について紹介しました。

もし、これからフリーランスになる!という人は、ぜひこの記事を参考に準備していただければと思います。

  • この記事を書いた人

川崎雄斗

メディア編集長&ライター支援|インドで工場勤務▶副業WEBライター▶内向的な性格で、社会人生活が苦しく独立▶1記事60円で発狂▶2年で3万円にUP|新米WEBライター向けに、副業・独立のコツを発信しています。アニメと猫が好き(こっそりとコーチングもしています)

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