「なぜこんなに手数料がかかるの?」
「高いんじゃない?」
とランサーズで仕事をしていると疑問に思う人もいると思います。
私も初めてランサーズで報酬をもらったときには、手数料のことをあまり気にしておらず「思っていたよりも報酬が少ないな」と思ったことがありました。
きちんと手数料の仕組みを理解しておかないと、私と同じように報酬が少なく感じて、悲しい事態におちいってしまうかもしれません。
そんな状況を避けるために、この記事ではランサーズにおける手数料の仕組みを徹底的に解説します!
この記事を書いたライターによる相談実施中
お悩み食堂では、コーチングセッションを行っています。担当するのは、このメディアの編集長である川崎雄斗。
60minのオンライン相談を通して、
- 稼げるの?独り立ちするまでの方法
- どのように活用すればいいの?
- こんな案件受けていいの?
などについて、お伝えしたり、コーチングを実施しています。
※コーチングとは、「相談者さんの自主性を大切にするコンサルティングのようなサービス」のこと。詳しくは、「コーチングとは何か図説してみた」の記事を参考にしてください。
無理せず自分らしく。
あなたの悩みに寄り添って、そんな生き方をするためのお手伝いができればと思っています。
※コーチングはオンラインで行っています。
目次
1.ランサーズの手数料の仕組み
複雑に感じるランサーズの手数料も大きく分けると2種類しかありません。
- システム手数料
- 振込手数料
この2つだけ理解すれば、ランサーズの手数料についてはばっちりです。
それぞれについて、詳しく解説していきます。
手数料1.システム利用料
ランサーズを利用する際には、「システム手数料」がかかります。
「システム手数料ってなんであるの?」と疑問を感じる人もいるかもしれませんが、ランサーズのサービスそのものを続けていくために必ず必要になるものです。
システム手数料は、下記のように契約金額によって異なります。
契約金額が20万円超部分 |
5% |
契約金額が10万円超~20万円以下の部分 |
10% |
契約金額が10万円以下の部分 |
20% |
これはランサーズだけでなく、他のクラウドソーシングサービスでも同じような仕組みが取られています。
手数料2.振込手数料
ランサーズでかかる手数料には、システム手数料以外に振込手数料があります。
振込手数料は、報酬を自身の口座に振り込む際にかかるもので、その額は500円となっています。
「ここでも手数料がとられるの……!」と思う方もいると思いますが、振込手数料はランサーズに払われるものではなく、銀行に払われる手数料です。
銀行のシステム上払わなければならないものなので、しっかり認識しておきましょう。
2.システム手数料の計算方法を解説
ここまでの説明でランサーズの手数料の仕組みについて知ってもらえたかと思います。
またシステム手数料は契約金額によって異なることもお伝えしました。
「実際にもらえる金額はいくらになるのか自分で計算してみたい」と思われる人もいるかもしれません。
ここからは実際にどれくらいのシステム手数料がかかるのか、契約金額を例にあげて考えてみましょう。
3つのケースに分けて具体的に報酬がいくらになるのか計算していきます!
- 契約金額が10万円以下の部分
- 契約金額が10万円超~20万円以下の部分
- 契約金額が20万円超部分
順番にみていきましょう。
ケース1.契約金額が10万円以下
契約金額が10万円以下の場合、手数料は20%かかります。
例えば、契約金額3万円の場合システム手数料をもとめる計算式は以下になります。
30,000 × 0.2 = 6,000
システム手数料は6,000円なので、実際にもらえる報酬金額は以下の計算式でもとめられます。
30,000 - 6,000 = 24,000
このように、手数料を引いた実際にもらえる報酬金額は24,000円となります。
ケース2.契約金額が10~20万円以下
契約金額10~20万円の場合は計算が少し複雑です。
10万円までの部分は手数料10%、それ以外の部分は5%となります。
例えば契約金額15万円の場合システム手数料をもとめる計算式は以下になります。
100,000 × 0.1 = 10,000
50,000 × 0.2 = 2,500
システム手数料は20,000円なので、実際にもらえる報酬金額は以下の計算式でもとめられます。
100,000 -10,000 = 90,000
50,000 -2,500 = 47,500
この場合の手取り金額は137,500円となります。
10~20万円以下の場合はまとめて計算できないので、注意しましょう!
ケース3.契約金額が20万円を超える
契約金額が20万円を超える場合、手数料は一定になるので計算は楽になります。
20万円を超えた際の手数料は5%です。
例えば契約金額22万円の場合システム手数料をもとめる計算式は以下になります。
220,000 × 0.05 = 11,000
システム手数料は20,000円なので、実際にもらえる報酬金額は以下の計算式でもとめられます。
220,000 ー 11,000 = 209,000
このように、手数料を引いた手取りは209,000円となります。
3.ランサーズの手数料をできるだけ安くする2つの方法
ランサーズの手数料は2種類ありますが、おさえることができるのは振込手数料だけです。
システム手数料は、サービスを継続させるために必要なものなので、どんなことをしても変えることはできません。
そのため、ここでは振込手数料をおさえる2つの方法をお伝えします。
- 楽天口座を利用する
- 出金回数を減らす
詳しくみていきましょう!
方法1.楽天銀行口座を利用する
振込先銀行を楽天銀行にすると振込手数料は100円で、通常よりも400円安くなります。
仮に、月1で振り込んでもらうと、楽天銀行以外は年間で6,000円かかりますが、楽天銀行なら年間1,200円になるため、4,800円も変わってきます。
5,000円の案件をひとつこなすのと一緒なので、かなり大きな差ですよね。
そのため、ランサーズで稼ごう!と考えている人は、楽天銀行の口座をもっているとかなりお得です。
どうしても普通銀行に振り込みたい場合、手間はかかりますが、楽天銀行経由でしましょう。
ランサーズから一度楽天銀行に振り込み、楽天銀行から普通銀行に振り込めば362円で振り込めます。
今、楽天銀行口座を持っていない人は、先々のことも考え、できるだけ楽天銀行を使用するようにしましょう!
方法2.出金回数を減らす
出金回数を減らすことで振込手数料を減らせます。
そのためには出金方法をキャリーオーバー方式に設定しておく必要があります。
キャリーオーバー方式とは、自動的に次回以降の締め日まで出金が繰り越される仕組みのことです。
またキャリーオーバー方式の他に、自動出金方式というものがあります。
自動出金方式は、以下の条件を満たすと勝手に振り込まれてしまします。
- ランサーズ口座残高の合計が1,000円を超えている
- 本人確認が承認済みとなっている
- 報酬出金管理ページで正しい「振込先口座情報」を設定している
- 出金方式を「自動出金方式」としている
報酬金額が1,000円を超えていると、自動的に振り込まれてしまうので、その分振込手数料もかかってしまいます。
初期設定では自動出金方式に設定されているので、振込手数料をおさえたい場合は必ずキャリーオーバー方式に変更しておきましょう。
出金方式を変更する方法
出金方式を変更するには4つのステップがあります。
- マイページから支払い管理のページに飛ぶ
- 「報酬出金管理」というタブがあるのでクリック
- 「自動出金方式」と「キャリーオーバー方式」の2種類があるので、どちらかを選択
- 口座情報を入力していない場合は入力
これで終了です。
簡単に設定変更ができるので、ランサーズ登録後早めに出金方式を変更しておくといいでしょう。
4.ランサーズの手数料は本当に高い?クラウドワークスと比較
ランサーズの手数料は、他のクラウドソーシングサービスの手数料と比べて特別高くありません。
例えば、有名なクラウドソーシングサービスである「クラウドワークス」も以下のように設定されています。
契約金額 |
手数料 |
10万円以下 |
20% |
10万円超20万円以下 |
10% |
20万円超 |
5% |
クラウドソーシングサービスを利用するとある程度手数料がかかることを覚えておきましょう!
それぞれ、メリットが若干違うので、どちらを使うか迷っている人は下記の記事も参考にしてみてください。
5.手数料があってもおすすめ!ランサーズの3つのメリット
「手数料の仕組みはわかったけど、それでも手数料がかかるのはいやだな……」と思ってしまう人もいるかと思います。
しかし、手数料がかかっていてもランサーズ利用者はたくさんいます。
それはランサーズには、便利な仕組みがたくさんあるからです!
そこで、ランサーズの良い点3つをご紹介したいと思います。
これを見れば、ランサーズを使ってみたい、使う価値があると思ってもらえること間違いなしです!
メリット1.初心者でも利用しやすい
ランサーズは初心者でも手軽に始められます。
それは未経験でも始められる案件がたくさんあるからです。
例えばデータ入力の仕事であれば、アンケートに答えるだけなどスキルがなくてもできる案件もあります。
また、検索から「未経験者歓迎」という条件で探すことができるので、活用しましょう。
ただ誰でも取り組める仕事は報酬も安く設定されており、競争率も高いです。
いくつか仕事をしてみて、慣れてきたら自分のスキルに合った報酬の高い案件にチャレンジしてみましょう!
メリット2.仮払いシステムで安心して仕事できる
仮払いシステムとは、仕事を行う前に報酬をランサーズにいったん預け、仕事が完了した際に、ランサーズから報酬が支払われる仕組みです。
先にクライアントが仮払いをすることで、仕事をしたのにお金を払ってもらえないといった心配をなくし、安心して仕事に取り組めるシステムです。
この仮払いシステムは仕事の形式によって支払われるタイミングが異なります。
コンペ方式・タスク方式 |
依頼の公開時 |
プロジェクト方式 |
当選決定後 |
時間報酬方式 |
打刻申請の承認時(後払いの場合を除く) |
どの形式も、仕事を始める前に仮払いされる場合がほとんどなので、必ず確認をするようにしましょう!
支払いを確認してから始めることで報酬を明確にできるので、初心者も安心して仕事を開始できます!
メリット3.請求書の発行が必要ない
ランサーズでは、報酬を受け取る際に請求書を発行する必要がありません。
それは、請求書なしでも取引内容について証明できるシステムがあるからです。
ランサーズに登録すると、仕事の進行状況を確認するプロジェクト管理というページがあります。
そこで自分の仕事の進行状況や支払いについて確認できます。
またどうしても請求書が必要な場合は、依頼番号、依頼タイトル、単価、数量、金額が記載された請求書の発行が可能です。
初心者が仕事1つ1つに請求書を発行しなければならないと、仕事以外の手間も増えて負担になります。
しかし、ランサーズにはその心配がないので集中して仕事に取り組めるでしょう。
ランサーズの手数料を理解することで、スムーズに仕事を受けよう!
ランサーズの手数料には「システム手数料」と「振込手数料」があります。
システム手数料は契約金額によって変動があるので、仕事の依頼を受ける際にしっかり確認しておくことが大切です。
振込手数料をかからないようにするための方法は以下の2つでした。
- 出金回数を減らす
- 楽天銀行で口座をつくる
どちらもやるのとやらないのとでは大きな差が生まれるのでぜひ取り組んでください。
他のクラウドソーシングサービスも同じくらいシステム手数料・振込手数料がかかるところがほとんどです。
そのためランサーズを使うメリットとして、
- 初心者でも利用しやすい
- 仮払いシステムで安心して仕事できる
- 請求書の発行が必要ない
以上の3点があります。
手数料の仕組みを理解して、安心して仕事を進めていきたいですね!
ランサーズを利用している人は、ぜひ参考にしてください!
この記事を書いたライターによる相談実施中
お悩み食堂では、コーチングセッションを行っています。担当するのは、このメディアの編集長である川崎雄斗。
60minのオンライン相談を通して、
- 稼げるの?独り立ちするまでの方法
- どのように活用すればいいの?
- こんな案件受けていいの?
などについて、お伝えしたり、コーチングを実施しています。
※コーチングとは、「相談者さんの自主性を大切にするコンサルティングのようなサービス」のこと。詳しくは、「コーチングとは何か図説してみた」の記事を参考にしてください。
無理せず自分らしく。
あなたの悩みに寄り添って、そんな生き方をするためのお手伝いができればと思っています。
※コーチングはオンラインで行っています。